実際にデッサンしてみる

立方体デッサンの実際

さて、では実際に立方体を描いて見ましょう。
今回のモデルは発泡スチロールでできた一辺10cmほどの立方体とします。表面をよく見ると発泡スチロールの粒が全面に見えますが、初級ということで今回は表面のマチエール表現は無視します。このモデルは画材店などで1個100円もしませんので、手に入れやすいかと思います。(透視法で登場したモデルです)

形をとる

受験デッサンの基礎として重要な要素は
①形
②立体感、遠近感
③質感
だと述べました。(menu→デッサンもコンクール作品も→ 受験デッサンの話)
まず、形をしっかり取っていきましょう。

順序
①大きさ、位置→少し大きめ1.2~1.3倍程度でいいでしょう。大きすぎるのも小さいのもよくありません。位置はモノが1つなので中央あたりで良いと思います。

②大体の大きさを軽く描いてみます。四角い枠の中に納まることを想像しながら補助的な線(水平、垂直など)を入れるとわかりやすいです。(画像2)

補助線からの角度をよく見ながら各辺を描いていきます。一度にきれいに描こうとする必要はありません。描いたり消したりしながら正しい線を探す感じで良いと思います。

④役立つページ内の透視図法を意識しつつ立方体の構造を考えながら各辺の角度、長さをみていきましょう。

⑤ざっくりと正しい形が見えればよいと思います。ここで形が狂っていると後で大々的に直さなければならなくなくなります。しっかり点検しましょう。

*質問がありましたら体験講座申し込みのページからお願いします。お名前は必要ありません。料金もかかりません。
クリックで拡大できます
画像2 補助線